大学受験する場合には現役生はもちろん、再受験生であっても高校で発行される調査書が原則必要となります。大学を1回卒業している人であっても、大学の卒業証明書等で代用することはできません。
ただ調査書は高校での保存期間が卒業後5年間とされているので、24歳以上の人は基本的には発行してもらうことはできません。
では24歳以上の人は大学受験することができないのかというと、もちろん受験は可能です。再受験の人は代わりの書類を用意することになります。必要とされる書類は、大学によって異なるので募集要項などで確認する必要がありますが以下のパターンが多いです。
1.成績証明書または単位習得証明書+高校の卒業証明書
高校で成績証明書や単位習得証明書というものを発行してもらえるので、これに高校の卒業証明書を加えて提出します。ただ成績証明書と単位習得証明書にも保存期間(卒業後20年ぐらい)があるので、保存期間を過ぎている場合は「調査書や単位習得証明書等を発行できない旨の学校長による証明書」を高校に発行してもらうことになります。
2.成績通信簿(通知表)の原本+高校の卒業証明書
大学によっては調査書の代わりに通知表のコピーではなく、原本を要求するところもあります。おそらく通知表は返してくれると思いますが、このパターンの場合は大学の入試課に問い合わせた方が良いです。また通知表を紛失して持っていない方もどうしたらよいか問い合わせた方が良いと思います。
3. 高校の卒業証明書のみ
高校の卒業証明書だけで受験できる大学もあり、再受験生にとっては手間が省けて助かります。共通テストも高校の卒業証明書だけで受験できます。
単位習得証明書や高校の卒業証明書の発行手続きは、インターネット上で請求できる場合もあれば、事前の電話連絡が必須なところなど様々です。発行までに多少期間が必要なので早めに請求した方が良いです。